TOEICテストは集中力がいるのでもしかすると慣れがいい加減さにつながってしまっているのかもしれない。
自分が英語が苦手な原因を分析してみようと思う。中学生になって英語の授業が始まったときに「日本人なのになぜ英語を読み書きできないといけないのか」と思った。そのころの自分は自分が仕事で英語を使うような場面をまったく想像できなかったし、将来使う可能性がないものを必至に勉強するのはバカバカしいと考えていたわけだ。昔から必要性が感じられないことについてモチベーションが上がらない性格だったのだ。地理や歴史もそういう理由で子供の頃嫌いだったが、国内旅行、海外旅行するようになって、学習意欲がわいてきた。実際にその土地を訪ねて、自分の住んでいる環境との違いを感じたりすると、その土地の歴史を知りたくなる。
英語に関して言えば、きっと、クラスの中に英語をしゃべる外国人の友達がいたり、近所に外人の家族でも住んでいればがぜんやる気がでたと思う。生活の中で使う必然性、特に「コミュニケーション取りたい!」という動機があれば英語の学習意欲はあがっただろう。テストの点数を取りたいから勉強するという動機付けは自分にとっては効果がまったくない。
だから、もしタイムマシンがあるのなら、15歳の自分に「社会人になって英語で外国人としゃべったり、手紙書いたりすることがあるから、しっかり勉強しておけよ」とささやきたい。
英語が苦手のもう一つの原因は、今とは違って30年前40年前は生の英語を聞く機会が少なかったということもある。最初に接したのが中学校の英語の先生のネイティブとは言い難い英語だから、ネイティブな英語を聞いたのは大人になってからと言える。
一説には、英語のリスニングはかなり小さいときから聞いていないと、大人になってからでは獲得しにくいのだそうだ。
リスニングがどうこうというよりも、外国人とコミュニケーション取ること事態に恐怖心があった。「あった」と過去形になっているのは、ECCに2年間通って外国人に対する恐怖心だけはなくなったからだ。
ただ、いまでも相手が自分にしゃべったことが理解できなかったらどうしようとか、自分の意志が伝わらなかったらどうしようといった心配がある。英会話ができるようになった人の話を聞くと、自分のスキルの低さをさらけ出したくないというプライドを捨てることができると英語の上達が進むそうだ。
そう考えると、まずは相手の言ったことを理解できるところから始めたい。英語の学習法は今はいっぱいあるし、個人個人の特性によってぴったりフィットする勉強法は違うのでこれが絶対いいとは言わないが、何年も試行錯誤して「これはいいかな」と思った教材がある。
それが、冒頭に掲げた NHKラジオ英会話リスニング・テキスト What’s New? だ。この本は清泉女子大学教授の 大杉正明氏が監修した NHKラジオ英会話のリスニングテキストで、一回一分程度のトピックスを Key Hetherly と Christoper J. Phelan が交互に担当していて、50トピックス載っている。このテキストに対応する CD(NHKラジオ英会話リスニングCD What's New?)は別売りになっているので両方買わないと意味がない。
このテキストがいいのは、約1分という短いトピックス、たとえばテキサスに特有の食べ物の話とか、社交ダンスがイギリスでもブームになっているといった話題がたくさん載っていて、まず内容がおもしろい。
もともと、NHKラジオの英語リスニング入門という番組で、一つの小さいテーマを一週間少しずつ進めていくというやり方をしていたときがあって、これが自分にはよかったので自分のペースで進められる同じような教材を探していたところ NHKラジオ英会話リスニング・テキスト What’s New? を見つけたというわけだ。
このCDに入っている約50のトピックスを iPOD nanoに入れて、まずどれかのトピックスを一回聞く。当然、ほとんど理解できないが何の話かくらいはわかる。その後、繰り返し聞きながら、どうしてもわからないところはテキストを見たりして、内容を完全に理解した上で1分間のトピックスを聞いたときにディテールに渡って頭に入ってくるようになるまで繰り返す。
これを通勤電車の中で実行するのだ。ちなみに、この取り組みは一時期がんばっていたが一年近くさぼっているのでブログに書いたことをきっかけに再開したいと思う。 NHKラジオ英会話リスニング・テキスト What’s New? はNo.3 まであるのでまだまだストックはたくさんある。
ちなみに、英語の学習はみな苦労しているので、うまくいくと「これは絶対いいよ」と周りに勧める。ただ、どうも英語の学習方法にはゴールドスタンダードはなさそうであり、その人の性格によっても効く効かないがあるようなので、うっかり飛びつくとお金を無駄にすることになりかねないので注意が必要だ。
最後にここまで読んでくれた読者のみなさんにプレゼントをしよう。
娘が幼稚園児のころイギリス人の先生に英語を習っていたことがある。この先生、休み時間に英語のゲームサイト(Disneyのサイト)で子供達を遊ばせていた。そのサイトを久しぶりに探してみたら、子供に INTERNET SAFETY を教えるゲームを見つけてしまった。SURF SWELL ISLAND というゲームだ。
これ、英語の勉強にもなるし、子供がインターネットをする際に気をつけることが学習できる。 メールにBTW と書いてあったら "by the way"
思いっきり音楽が流れるから会社ではやらないように!
ゲームが好きな人にはこのサイトがある。あ~あ、教えちゃった。
1 件のコメント:
自己レスです。
記事の中で紹介した、INTERNET SAFETY を子供に教えるゲームの日本語版が DISNEY の日本語サイトにあることを SESSAMEのメンバーの方に教えてもらいました。
ネチケットを学ぼう!
の画面右下のネチケットアドベンチャーをクリックすると始まります。
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