そこで、今回よりあらためてRaspberryPi5をベースにして、心電図モニタを想定したシステムを構築しつつ、どのようなソフトウェアアーキテクチャを医療機器に採用するとよいかについて解説していきたい。
RaspberryPi とは
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、クレジットカードサイズの小型コンピュータで、低価格ながら本格的なPCと同等の機能を備えています。Linux(Raspberry Pi OS)が動作し、キーボードやモニタを接続すれば、Web閲覧、プログラミング、サーバ構築など幅広い用途に利用できます。最大の特徴は、基板上に備えられたGPIOピンを使って、LEDやセンサー、モーターなどのハードウェアを直接制御できる点です。これにより、ソフトウェアと電子工作を組み合わせたIoTや制御システムの試作が容易に行えます。省電力で常時稼働にも向いており、自宅サーバや実験用マシンとしても人気です。学習用途から実務のプロトタイプまで幅広く活用できる点が、Raspberry Piの大きな魅力です。
RaspberryPiを 使う理由は、ボードコンピュータとして汎用性が高く、安価で、LANや HDMI、USB、SDカード、Wi-Fiが標準装備されており、入手も容易なので壊れてすぐに交換が可能なのがよいからだ。ラズパイは教育やホビー、カスタマイズできるシステムとして広く普及していて、コンピュータプログラミングの入門機としても適している。
7年前にはRaspberry Pi 3 Model B+ をプラットフォームに使った。今ではRaspberryPiも、ずいぶんラインナップが増えた。
RaspberryPi が特によいのは、デフォルトで Wi-Fi を搭載しているところだ。Wi-Fi を搭載するには、各国の無線規制をクリアする必要がある。日本では技適(技術基準適合認定)を受ける必要があり、20~50万円の費用がかかる。各国で同様の認定が必要なため、世界中でWi-Fiを使えるようにするのは、かなり大変なことだ。RaspberryPi はそういった汎用インタフェースを世界中で同じ仕様で使えるようにしているところがすごい。
Raspberry Pi Foundation(ラズベリーパイ財団)は「未来のエンジニアを育てるために、世界一身近なコンピュータを作った教育団体」で、エンジニア教育への貢献は非常に大きいと思う。
Raspberry Piシリーズ 性能比較(主要モデル)
| モデル | CPU | メモリ | 特徴・性能感 |
|---|---|---|---|
| Raspberry Pi Zero 2 W | Quad-core ARM Cortex-A53(1.0GHz) | 512MB | 超小型・超低消費電力。軽量な制御・IoT向け |
| Raspberry Pi 3 Model B+ | Quad-core Cortex-A53(1.4GHz) | 1GB | 入門用。Linux学習や簡易サーバ向け |
| Raspberry Pi 4 Model B | Quad-core Cortex-A72(1.5GHz) | 2/4/8GB | 実用性が大幅向上。デスクトップ用途も可 |
| Raspberry Pi 5 | Quad-core Cortex-A76(2.4GHz) | 4/8GB | 処理性能が飛躍的に向上。小型PC並み |
RaspberryPi 5 は1万7千円とちょっと高めだったが、Raspberry Pi 3 Model B+ に比べてどのくらい性能が上がったのかも体感してみたかったので、RaspberryPi 5を購入することにした。
リアルタイム波形描画を行うには、LCDディスプレイが必要なので10インチのLCDディスプレイにRaspberryPiを背負わせることができるキットを選定した。これにRaspberryPi5とSDカードを合わせて購入した。
購入製品のリスト
- 10.1インチ Raspberry Pi用 IPS タッチモニター FHD(1920×1200) 370cd/m² ラズパイ内蔵可&冷却ファン搭載 Raspberry Pi ディスプレイ タッチパネル 歴代ラズパイModel B/B+、zero 対応 Windowsでも利用可
- Raspberrypi5 8G ラズベリーパイ5 技適取得済マーク入り商品
- KIOXIA(キオクシア) 旧東芝メモリ microSD 64GB UHS-I Class10 (最大読出速度100MB/s) Nintendo Switch動作確認済 国内サポート正規品 メーカー保証5年 KLMEA064G
- ホスト名
- ユーザ名
- パスワード
- Wi-FiのSSIDとパスワード、Wi-Fiの使う国(JP)
- タイムゾーン(Asiia/Tokyo)
- キーボード設定(JP)
RaspberryPiを立ち上げた後に Wi-Fi経由で自分のPCからSSHで通信する必要があるので、これをやっておく必要がある。

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