久しぶりの投稿です。「組込みソフトウェア工房」の投稿ルールを2007年からちょっとだけ変更することにします。
変更前:投稿は基本的にあるテーマについて分析・検討した記事で、「である」調で書く。
変更後:投稿はあるテーマについて分析・検討した記事と、四方山話を書いた日記の2種類とし、前者は「である」調、後者は「ですます」調で書く。
ということで「である」調なら記事、「ですます」調なら日記になります。今回はですます調なので日記です。
さて、昨日 EEBOFのイベントで福岡システムLSI総合開発センターにてプロダクトラインワークショップに参加してきました。
プロダクトラインワークショップの中身については EEBOF のサイトに載ることを期待しつつ、今日は別の話題について書きます。
【九州の産業について】
日経ビジネスのポッドキャストで聞いたのですが、今門司税関で取り扱われている物品の金額が非常に伸びているそうです。門司から輸出する金額はもちろん輸入も増えているとのこと。
それをふまえて、福岡システムLSI総合開発センターを訪ねるにあたって福岡システムLSI総合開発センターのWEBサイトを眺めてみました。すると、アジア地域(京畿道(韓国)、九州、上海、新竹(台湾)、香港、シンガポール等を結ぶシリコンシーベルト地帯というくくりがあって、シリコンシーベルトの中でサミットやワークショップが開催されていることがわかりました。
世の中東京中心に回っているような感覚もありましたが、九州が独自に経済活動の範囲を作って活動されていることに驚かされました。
福岡システムLSI総合開発センターも非常にきれいな建物でヤフードームも近くにあり、九州に拠点を置きたい企業のためのオフィススペースを用意するなど、いろいろなくふうをかいま見ることができました。
【日本人と仕事について】
九州のプロダクトラインワークショップが終わって羽田に着いたのが PM8:15。ここから電車で帰るか、リムジンバスで帰るのかが迷うところ。どっちも自宅までは2時間くらいはかかるので、乗り換えの回数を考えて今回はリムジンバスを選びました。羽田からリムジンバスで帰るのは初めてです。
非常に幸運なことに首都高は渋滞なし。首都高では環状線を通り5号池袋線に抜けて外環道方面に向かいます。
環状線を通るときに東京の都心のオフィスビルを30分近く眺めていました。オフィスビルで働いている人たちとそれをリムジンバスの窓から眺めている自分、このシーンがおもしろかったです。
火曜日の夜9時ごろ、10階建て以上の高層ビル、なぜかブラインドで中を隠していないオフィスがたくさんあります。夜9時だと、ほとんどの社員が帰っているのかと思うと、ある島だけは男女あわせてまだ帰宅しそうにない人たちもいます。オフィスに10~20%くらい人が残っているビルがたくさんあります。
不夜城というほどのイメージはありませんが、やっぱり日本人は夜遅くまで働いている・・・「エコノミックアニマル」と言われるのもしょうがないのかなあと思いました。
この働いている人たちとそれを眺めている自分という構図がおもしろいと思ったのは、オフィスの中で火曜日の夜9時に働いている人を瞬間的にリムジンバスに移動させて、自分たちの様子を客観的に見てもらうと「俺たちはなんでこんな時間まで働いているんだろう」とつぶやく人もいるだろうなと感じたからです。
組織という閉鎖された空間では当たり前となってしまっているいろいろな事柄が、組織の外から見ると普通ではなく見えることはよくあります。
日本人が働きすぎているということをイメージでとらえたいときには、夜9時ごろ首都高速をリムジンバスで走るといいですよ。
そのイメージをつかむと、自分や自分の組織を外から客観的に見たときの違和感みたいなものが見えてくるかもしれません。
2 件のコメント:
プロダクトラインワークショップではお疲れ様でした。
九州はシリコンシーベルト構想を中心に様々な活動を行っています。2/5-6にプロダクトラインなどがトピックの関連国際ワークショップ CLUSS Workshop が開かれます。
また福岡システムLSI総合開発センターもおかげさまで満員御礼で、新たなビルを建てようかという声もあるそうです。今後も九州の活動に注目ください。
野球もサッカーも産業もそれぞれの地域で独自の道を歩む時代なのですね。
あとは瞬間的に移動できるどこでもドアがあればいいのになあ・・・
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