医療機器ソフトウェアの規格適合に必要な国際規格の1時間弱の解説動画がメインで、音声を VoicePeakという AIソフトで作りました。原稿を書くのは大変でしたが、国際規格の内容は3年に一回修正されるので、変更点を差し替えるのもAI音声の方が楽だし、VoicePeak は本当になめらかに喋ります。(規格名称の発音だけがイマイチですが。)
解説動画は無料ですが、Google Classroom を使った教育マネジメント(動画視聴管理、チャット、質疑応答、修了テスト、力量評価)を有料にしています。テストはベースを ChatGPT に作ってもらいました。
今回、ChatGPT 含め、AIを駆使することでかなりのことが、低価格で実現できて、時代の変化を感じます。
AIでかなりのことが省力化できるので、人間は人間と人間の関係性の部分に注力を注ぐべきなんだろうと思います。
ただ、AIは あたかもホントのこのようように間違ったことを自信ありげに言ったりもするので、正しいか間違っているかを判断する素養が人間側に必要です。
AIを使いこなすには、対象となる課題を一度は一通り経験していることが必要と感じています。一度やったことがあって、失敗もしたことがあるからこそ、AIのサジェスチョンを有効に利用できます。生成AIの出力はそのままでは商品にならない、または、何回か修正を繰り返さなければ、満足できる形にならないこともあります。でも、自分で全部やるよりははるかに楽です。
今度、もの作りにおいては、経験の浅い技術者に 対象ドメインのもの作りを企画から製造まで、一通りやりきるような PBL(Project Based Learning)をやらせることが重要になってくるでしょう。
その経験の上で、AIを使うようになると、もの作りの効率化が進むと思います。もの作りの経験なしに AI に頼っても、正しいサジェスチョンかどうかを判断できないので、顧客価値を高めるためのもの作りを達成するのは難しいと思います。世の中にすでに存在するものを模倣してアレンジすることはできるのですが、新しい価値を生み出す開発は人間がコントロールしないとダメだと思います。