ラベル 健康 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 健康 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2009-09-05

体調を崩して改めて考える日々の時間の過ごし方

はじめて気管支炎になった。風邪とは違ってなかなか薬が効かず、深く呼吸をすると咳が出そうになるのでそれがストレスになる。タミフルという特効薬があるインフルエンザにかかった方がましだっただろうか。気管支炎が治るには数週間かかることもあるらしい。

なにはともあれ、健康を害するといかに健康であることがありがたいかが身にしみて分かる。そう感じることはこれまで何回かあったが、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」で調子がよくなるとすっかり忘れてしまう。

体調が悪いと集中して仕事をすることができない。知的労働力がほとんどを占めている21世紀の社会において知的生産性が低下するのはたいへんなことだ。

そう考えると健康で集中力が高いときにいろいろやっておけばよかったと感じる。貴重な時間をボーッとしていたりテレビを見てしまったりして過ごすのはもったいなし、一日一時間ずつでもやっておけば進んでいただろうという仕事もあった。ちょっとしたマイナスの気持ちが51対49の勝負を「今日はやめておこう」というネガティブな判断に導いてしまう。

生活にメリハリを付けて働くときは働き、休むときは休んだ方がいいのはわかるが、大人になるとプライベートな時間を自己研鑽の目的に使うには誰も束縛してはくれないので、楽な方向に流されないようにしなければいけない。

体調を崩して思うのは、健康管理をキチンとやることも自己管理の範疇なんだなということだ。身体が資本だということは病気になるとよく分かる。
 

2006-09-24

体脂肪を燃やそう!

めずらしく組込みソフトとはまったく関係ない話題。

7月から地元のスポーツクラブに通い続けて2ヶ月半たった。これまで、何をやっても長続きしなかった自分としてはこんなに長続きしているのが信じられない。

そもそも、スポーツクラブに行こうと思ったのは、SESSAMEのメンバーでちょっと太めだった方が久しぶりに会ったら見違えるように昔より細くなっていて、「どうして?」と根掘り葉掘り聞いたところ、週二回くらいスポーツクラブで泳いでいて、運動の前にヴァームを飲んでいるというのだ。

あとから調べて分かったのだが、ヴァームとはスズメバチの幼虫が分泌するアミノ酸組成物らしい。

- VAAM-WEBサイトから引用】

「V.A.A.M.」とは、スズメバチアミノ酸混合液(Vespa Amino Acid Mixture)の略で、その成り立ち、効果など多くの面において他のアミノ酸とは全く異なる、17種類のアミノ酸の混合物です。これは、スズメバチの研究をしていた理化学研究所の阿部岳博士が、1日に約100km移動するというスズメバチの驚異のスタミナに注目。スズメバチの成虫は幼虫に餌を運んでくる代わりに幼虫から特徴的なアミノ酸組成を持つ分泌物を栄養として与えられます。V.A.A.M.と名付けられたそのアミノ酸組成物を経口摂取することによって脂肪燃焼を促進しうることが明らかになりました。

【引用終わり】

よく、体脂肪を燃やすには20分以上運動しないとダメと言われるが、このヴァームを運動する前に飲むと体脂肪がすぐに燃え始めるというのだ。

- VAAM-WEBサイトから引用】

一方の体脂肪はどうでしょう?通常、運動する際には、まずグリコーゲンが消費され、その次に積極的に体脂肪が燃焼されはじめます。一般的にそのタイミングは運動をはじめてから約20分後と言われています。しかし、一般的に体内に蓄えられる体脂肪の量は、体重が60Kgの人の場合で54,000Kcal (※)。これは同じ条件の人のグリコーゲンの蓄積量と比較すると約30倍にあたります。また、疲れの元となる「乳酸」の発生が抑えられるというメリットもあります。

【引用終わり】

ヴァームは医療用ではないので、WEBサイトには効果効能についてストレートには何も書いていないが、パンフレットには運動してからすぐに体脂肪の消費が始まるようなことが確か書いてあった。(薬事法上の届け出を行っていない食品や栄養ドリンクは効果効能をカタログ等にうたってはいけない)

自分はスポーツクラブで運動する前に必ずヴァームを飲んでいる。ヴァーム経験者の方の話では、運動前にヴァームを飲むのと飲まないのでは、疲れ方がかなり違うというのだが、比較したことがないので自分はその違いが分からない。

なぜ、疲れにくいかというと、普通運動すると最初にエネルギーになりやすいグリコーゲンが消費されしばらく運動し続けると体脂肪の方が燃焼される。グリコーゲンが消費されると乳酸が発生し、この乳酸が疲れのもとになる。ヴァームを飲むと、グリコーゲンの消費が押さえられて体脂肪の方が使われるため、乳酸の発生も少なくなり、いざというときのエネルギー源であるグリコーゲンを温存できるというのだ。

グリコーゲンは60Kgの大人で、1,800Kcalしか蓄えられないというから、長時間運動していると乳酸がいっぱいたまってしまうらしい。

- VAAM-WEBサイトから引用】

「グリコーゲン」は直接ブドウ糖に分解できるという、即座にエネルギーに変えられるという利点があります。運動をすると、通常は右のグラフのように、まず「グリコーゲン」が多く消費され、一方の「体脂肪」はしばらくたってから使われはじめます。しかし、「グリコーゲン」が消費されると、疲れの元となる「乳酸」が発生します。
また、「グリコーゲン」は、たとえば体重60Kgの人の場合、一般的に体内に蓄えることができる量はわずか1,800Kcal (※)しかありません。そうなると長時間運動することが難しくなってしまいます。

【引用終わり】

かくして高校生のとき教科の中で“生物”が一番好きでミトコンドリアとか、ATP(アデノシン3リン酸)とか、グリコーゲンとかの話が好きだったソフトウェアエンジニアはヴァームを飲んでから運動することにした。ヴァームを飲んでから運動するのと、飲まないで運動するのを比べたことがないので効果のほどははっきりわからないが、だんだん慣れてきたせいもあって、あまり疲れを感じない。

三日坊主の自分がこんなにスポーツクラブ通いを長続きさせている最大の理由は、心地よい疲れで毎回終えられているからかもしれない。

自分でも驚いたのは、最初プールで25mを4本くらい泳ぐとゼーゼーいっていたのが、最近は途中休みながらなら300mくらい泳げるようになったことだ。

ちなみに子供のころとは違って、今や水泳するときは、水中めがねと耳栓は必需品だ。一度水中めがねを忘れて裸眼で泳いだら、とても泳ぐのがつらかった。泳いでいる最中に水の中が見えているというのは長く泳ぐには結構重要な要素であることがわかった。

ところで、スポーツクラブに通ってわかったのは、何しろクラブに来ている人たちの平均年齢が高いということだ。平均したらおそらく40は越えていると思う。昔では考えられなかったように思うのだが、50代、60代の方達がごろごろいる。

聞くところによると、このクラブは普通会員なら何回来てもいいのでスポーツクラブが社交場となっているのだそうだ。確かに、一度一通りの運動をすると1時間から2時間くらいの時間は潰れるので、健康にもいいし時間をもてあましている人にはちょうどいい暇つぶしであり、情報交換の場にもなる。

スポーツクラブが社交場になるというのは昔ではちょっと想像がつかなかったが、高齢富裕層の増加がこのようなスポーツクラブ需要を押し上げているように思う。

おかげさまで、このスポーツクラブは非常に繁盛し混み合っていて、2ヶ月たったのにプライベートロッカーが空いたという連絡が来ない。(申し込んだときは後5人待ちで、今は2人まちだそうだ)

英会話学校へ通っていたときよりも、スポーツクラブの方が長続きしているのは、たぶん「心地よさ」の要素があるからだと思う。

やっぱり大事なのは、どんなことでも「楽しい」とか「やりがいがある」と感じられることではないだろうか。