tag:blogger.com,1999:blog-19350560.post4706124084694680812..comments2023-02-19T17:29:34.422+09:00Comments on Embedded Software Manufactory: 日本の組込みソフトウェア開発はこうすればよいsakaihttp://www.blogger.com/profile/13883404163009530229noreply@blogger.comBlogger2125tag:blogger.com,1999:blog-19350560.post-74591299232037543062008-01-09T21:22:00.000+09:002008-01-09T21:22:00.000+09:00bishopさん、コメントありがとうございます。このブログを立ち上げた目的のひとつは読者とコミュニケ...bishopさん、コメントありがとうございます。このブログを立ち上げた目的のひとつは読者とコミュニケーションだったので、たまにコメントをいただくととても新鮮に感じて、次の記事を書く活力につながります。<BR/><BR/>さて、bishopさんが書かれた「日本の高度な知識を持った方々は、日本が海外に追い抜かれないために、日本の技術を日本人が習得することを望んでいるように見受けられる」という点は、言われてみればそのように書いていたと思います。<BR/><BR/>bishopさんが書かれた「日本の技術を海外に広めている間に、日本の技術はさらに一歩高い位置に進みます。ですので、追いつくことすらあり得ません。」とまったく同じことを過去に自分が所属しているコミュニティのSESSAMEのWorkshop 2003のパネルディスカッションで語った方がいました。<BR/><BR/>中国の華東理工大学 居徳華 教授(Prof. Dehua Ju)です。<BR/><BR/>【居教授の発言】 みなさんの「中国は脅威である」という発言に対して、シンガポールの首相が語った「中国は脅威ではなくチャンスだ」ということばを送りたいと思います。シンガポールの経済は現在低迷しており、中国を大きな市場だと考えています。組込みシステムについて言えば、日本にとって中国まさに「お客さん」です。中国では家庭電化製品は日本製品ばかりです。中国が豊かになれば、日本にとって、今の10倍の市場になります。中国の発展は日本にとっては成長する市場を意味します。前向きに考えてほしいと思います。中国はもうジンギスカンのようにはなりません。<BR/>中国の企業が力をつけると日本製品が売れなくなるとは考えないでほしいと思います。そうではなく、もっとよい製品を作って一歩リードすることを考えてください。一歩でもリードすれば、それは有利な点になります。中国はまだまだ子供、日本を倒すだけの力はありません。<BR/>ビル・ゲイツはインドはソフトウェアのサービスを提供し、中国はR&Dを提供して欲しいと言っています。みなさんには中国で製品を作って、中国で売ることを考えて欲しいと思います。現地で開発し、現地で生産したほうが市場のニーズにあった製品を作ることができます。<BR/>また、日本は中国の安い労働力にしか注目していないように見受けられます。これには不満を感じています。日本はもっと上のレベルを目指すべきです。役割分担をした方がよいのです。今はグローバルな時代ですから、生産は世界の中のどこで行ってもいいのです。大事なのは市場なのです。<BR/><BR/>【引用終わり】<BR/><BR/>SESSAMEの中でも、活動は日本のためだけに行うべきか、アジアを含めたグローバルな領域も視野に入れるべきか議論することがよくあります。<BR/><BR/>自分自身は現時点では、国籍はどこでもいいからものづくりに生き甲斐を感じ、どん欲にかつ水がスポンジにしみ込むように技術を吸収する若い技術者と一緒に仕事がしたいと感じています。<BR/><BR/>志の高い技術者は地道に努力すれば必ずや成功し認められる日がくるはずです。そのような若者が日本にいないのなら、人材を世界に求めるしかないでしょう。<BR/><BR/>P.S.<BR/>自分は先生ではないし、人より一段上に立っているように見られるのは嫌いなので、先生とは呼ばないでください。sakaihttps://www.blogger.com/profile/13883404163009530229noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-19350560.post-59569593779981143012008-01-09T13:38:00.000+09:002008-01-09T13:38:00.000+09:00場違いなコメント失礼いたします。私は、スリランカにおいて、大学を卒業した希望に燃える若いITエンジニ...場違いなコメント失礼いたします。<BR/>私は、スリランカにおいて、大学を卒業した希望に燃える若いITエンジニアに、さらに高度な技術と知識を教える学校の理事をしています。また、趣味が高じてソフトウェア開発会社の役員もしており、スリランカの銀行オンラインシステム及び、証券取引所と公認証券会社を結ぶオンラインシステムの開発と管理では、60%を越えるシェアを持つ会社に成長させました。<BR/>酒井先生の著書や、ブログを読ませていただいております。<BR/>著書はともかく、ブログは、私のような、組み込み技術に対する知識が無い者にとっても、関心を惹かれる文章であり、それは何から来るのかをしばしば考えてしまいます。<BR/>私の持った結論は、先生の文章が丁寧であること。<BR/>最近のブログ、特に技術系のブログのほとんど全ては、その道のオタク用に書かれているように感じられ、オタクでないと読めないものばかりでした。<BR/>確かに、先生の書かれる文章の内容には、オタク的な表現や、技術者しか判らない部分はありますが、文章全体に、誰が読んでも、文意が伝わる表現方法が使われているところに、今まで私に無かったものを見出せ、大いに勉強になります。<BR/>また、省略語を使用せずに、具体的に意味を表現する文章の書き方(例えば、インドのソフト会社の文章にあった「スパゲッティ状態」とは、私が常日頃頭の中で浮かぶ、ソフトとハード間での、こんがらがってしまったやり取りの状態そのものを言い表している)も、技術者ではなく、小説家的な説得力があると感じます。<BR/>技術関係の書籍やブログは、とかく冷たい機械的、オタク的になりがちなのですが、全ての工業技術は、人の為にあり、より便利で快適で安全な生活が送れるように、人力だけでは出来ない部分を補助することだと考える私にとっては、それを支える技術者は、思考においては暖かい心を持つ人でなければならないと思っています。<BR/>そうでないと、工業技術は、間違った使われ方(間違った使い方を推奨するような技術者が作成した製品、例えば、大量殺人が可能な軍事用製品など)に、どんどん走ってしまいます。<BR/>僭越ではありますが、私の気持ちを少し述べさせていただくと、先生を含めて、日本の高度な知識を持った方々は、日本が海外に追い抜かれないために、日本の技術を日本人が習得することを切に望んでおられるように見受けられるのですが、それは、絶対に間違いだと思います。<BR/>日本の技術を海外に広めている間に、日本の技術はさらに一歩高い位置に進みます。ですので、追いつくことすらあり得ません。<BR/>私は、日本のODAの援助は、何の役にも立たない浪費だと思います。<BR/>日本の技術の普及活動こそが、アジアの後進国を救う最大の援助と考えています。<BR/>将来、日本がアジアでその立場を経済力、技術力で保持することは可能でしょうが、日本を同じアジアの国として親近感を抱いてもらえる国となるのでしょうか?<BR/>技術とは、そのようなもので無ければならないと思います。<BR/>これからも、ブログの更新を楽しみにしております。<BR/>いつも、参考になる情報をご提供いただき、ありがとうございます。Anonymousnoreply@blogger.com